ワンちゃんもネコちゃんも、人間よりはやく年をとります。
その分、1年間の体の変化は大きく、飼い主様が気付かないうちに病気になっていることもよくあります。

それを防ぐためにも、定期的に全身状態をチェックする健康診断が有効です。
これにより病気の早期発見ができたり、予防を徹底することができ、ワンちゃんネコちゃんの健康を維持するのに役立ちます。

当院では、健康診断の結果をもとに、日頃の生活習慣の指導やアドバイスも行っています。

基本的な身体検査は、年に1度は受けるのがベストです。
その結果に応じて、他の検査も重ねてご提案いたします。
7歳以上の老齢になると体調の変化も大きくなるので、まめに健康診断・健康相談を受けられることをおすすめします。

問診・身体検査によってワンちゃんネコちゃんの全身状態を調べます。
体重測定から、視診、触診、聴診、打診などを通じ、病気の可能性や皮膚の状態、関節の動きまでをチェックします。
また問診により、ワンちゃんネコちゃんの日頃の生活習慣を確認し、より健康になるためのアドバイスも行っています。

糞便検査や尿検査はさまざまな病気を早期に発見するために有効です。
定期的な検査をおすすめします。

内部寄生虫や各種細菌の有無、潜血反応、消化試験、すい臓外分泌機能など、幅広い検査ができます。

タンパクや糖、結晶、赤血球・白血球などの有無を見るほか、尿の比重なども詳細に測定します。
腎疾患や、尿路疾患、内分泌疾患などの早期発見が期待できます。

採血をして血液成分の状態を調べます。
貧血や感染の有無、肝臓・腎臓などの臓器の状態を確認することができます。

胸やお腹に普段隠れている臓器を画像で確認することができます。心臓の大きさや肺、腹部臓器の状態、腫瘍の有無などを確認します。また変形性脊椎症など慢性の運動器疾患が見つかることもあります。

レントゲン検査に比べ動きや内部構造などを確認できるため、心臓や肝臓、腎臓、消化器、膀胱などの臓器をより詳しく確認することができます。レントゲン検査のように一度で広い範囲を見ることができないため他の検査と組み合わせて行うことで診断精度を上げることができます。

レントゲン検査、エコー検査などからガンを疑う場合は追加の検査を行うこともあります。